■起業・経営のノウハウ−−人材を活性化するコツ

起業の極意 > 起業・経営ノウハウ > 人材を活性化するコツ(1)
2005.8.8 第12回 人材を活性化するコツ(1)

 

 人材のマネジメントに悩む経営者が後を絶ちません。
 実際、僕も、自分の目に映る景色が全て白黒に見えるほどマネジメントに悩んだことがあります。

 

社員との意識ギャップをどう埋めるのか、社員のスキルをどう伸ばせばよいのか、組織風土を前向きでチャレンジングなものにするにはどうしたらよいのか・・・。
 毎日毎日、マネジメントについて考えた時期があります。

 

 試行錯誤の中で、色々な気づきを得てきました。
 そんな経験の中で、今の僕がマネジメントを一言で表現するとすれば、「社員の喜び・悲しみを知ること」だと思います。

 

 人によって喜びの源泉は違います。
 ある人は、自分が設定した目標を超えて感じる充実感を喜びだと感じるでしょう。
 また、お客さんに喜んでもらえること、お客さんから好かれることを最上の喜びだと感じる人もいるでしょう。
 社内で評価され、周囲から認められることを喜びと感じる人もいます。

 

 社員の表情・受け答え・仕事の仕方・コミュニケーションなどをじっくりと観察して、その社員がどこに喜びを感じるのかを理解するのです。

 

 ここからマネジメントは始まるのではないかと思います。
 世の中の誰もが、喜びのない仕事を楽しいとは思いません。

 

 たとえば、目標を超えることに楽しみを感じる人には、「仕事」を振ってはいけません。
 「目標」を振るようにするのです。
 たとえば、「この仕事やっておいて」ではなく、「この仕事を○時間くらいでやってくれる?」
 「この仕事を○○くらいのレベルで仕上げてくれる?」と振っていくのです。

 

 1つ1つの仕事に目標を設定しながら振っていくのです。これによって、この人は、仕事をするたびに喜びを感じることができるようになります。

 

 お客さんに喜んでもらうことが喜びの社員には、「お客さんに喜ばれるような情報・ネタ」などを教えてから営業に行ってもらうのです。お客さんに喜ばれれば喜ばれるほど、この社員は営業が好きになっていきます。そして、「給料のために働く」というスタンスから「やりがいを求めて働く」というスタンスに変わっていくのです。

 

 仕事をすることで喜びを感じられる状態を作ってあげるのがマネジャーの仕事だと今は思います。(「今は」と言っているのは、このことに気づかなかったことで、たくさんの失敗をしてきた経験があるからです)

 

 だから、一番上に書いた、「社員との意識ギャップをどう埋めるのか、社員のスキルをどう伸ばせばよいのか、組織風土を前向きでチャレンジングなものにするにはどうしたらよいのか・・・。」という質問自体が間違っているのです。マネジメントの悩みに溺れていた当時の僕は、この間違いに気づいていなかったのです。

 

 上のような質問が出てくるということは、「社員を動かす」ことがマネジメントだと考えている証拠です。主語が、「マネジャー」だからです。
 マネジメントとは、「社員を動かす」ことではなく、「社員が喜んで動くような状態を作る」ことだと思うのです。だから、質問の主語は、全て社員になるはずなのです。

 

 だから、適切な質問は、「1人1人の社員は、何に喜びを感じるのだろうか?」「彼らは、どうすれば、仕事と喜びが結びつくのだろうか?」という形だと思います。

 

 社員の喜びが分からなければ、適切なマネジメントにはならにのでは・・?と最近は感じています。少し長くなっていますので、悲しみについては次回まとめさせていただくことにします。

 

■本テーマの知識吸収はこちら
 人財活性化に役立つ書籍
 経営能力の向上に役立つ書籍
 経営ノウハウに関する教材

 

起業・経営ノウハウトップに戻る   次のコラムを読む   前のコラムを読む

 

■無料メールマガジン 毎週月曜日発行 ※本業の状況によりお休みいただく場合もあります。

150件以上の売上向上支援・4つの事業立ち上げで得た起業・経営ノウハウを
全て公開しています。登録は無料です。あなたも今すぐ登録!
メールアドレス