
「なぜ、この部下はこんなに理解力がないんだろう?」
「この上司は、何を言いたいのかイマイチ分からない」
誰もが、こんな思いを持ったことはあると思います。
しかし、こういったケースは相手が悪いのではなく、人間の特性を知らないことが問題であることが多いのです。
人は、視覚・聴覚・体感覚(味覚・嗅覚・触覚)を通して、自分のまわりの世界を認識しています。どんな人であれ、これら3つの感覚、全てを使う能力を持っているのですが、人によって、これらの中の、どの能力を優先的に使うかが異なります。
たとえば、「チョコレート」と言った時に、何を思い浮かべますか?
あなたは、次の3つのどれに当てはまるでしょうか?
視覚型の人:チョコレートのパッケージ、チョコレート自体など、絵や映像を思い浮かべた方 聴覚型の人:ホワイトチョコレート、ブラックチョコレートなど、文字・言葉が思い浮かんだ方 体感覚型の人:チョコレートの味、手触りなどを思い浮かべた方
同じチョコレートという言葉を聞いた時、人によって、どの感覚を使ってチョコレートを思い浮かべるかが異なっているのです。このように、人が物事を理解する時に、優先的に利用する感覚があります。
視覚型の人は、話をする時に映像を思い浮かべながら話します。
聴覚型の人は、頭に言葉が浮かんできてそれを表現します。
体感覚型の人は、感触などをイメージしながら話をします。
同じ物事を見ても、イメージの仕方が異なるため、上司が視覚型で、部下が聴覚型であったりすれば、話が通じにくくなるのです。
人とのコミュニケーションを取る時に、相手はどの感覚が優勢なのかを知ることによって、相手が分かりやすい表現で、コミュニケーションを取ることができるようになります。
相手の優勢感覚を無視して話をすると、話がかみ合わない・伝えたいことが伝わらない、などの問題が生じてしまいます。
部下の理解力が低い、上司の言っている意味が分からない、など問題を感じた時には、是非とも、相手の優勢感覚を探ってみてください。本人に聞いてみてもいいと思います。
たったこれだけで、多くの問題が片付くのであれば、これほど楽なことはありませんね。
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