■起業・経営ノウハウ・メールマガジン−−自社をコンサルティングする視点(6)

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2005.7.4 メールマガジン vol.20 「自社をコンサルティングする視点(6)」

 

 先週まで5回かけて、マーケティング・計画管理についてお話をしてきました。しかし、これだけではまだ足りません。

 

 よく言われるように、会社は人です。

 

 どれだけ素晴らしい戦略を立てても、そして、どれだけユニークなアイデアが思いついても、実行する人にやる気がなければ、その時点で全ての考えやアイデアは無駄になってしまいます。

 

 人材のマネジメント・活性化という領域では様々なことが言われていると思います。

 評価制度・給与体系・会議システム・教育・研修・ルールの設定コーチング・管理システム・・・など、たくさんの方法論が叫ばれています。

 

 これだけたくさんの方法論があるにも関わらず、企業の人材活性化の問題は、解決していないように見えます。解決どころか、新卒社員の離職率の高まりの問題など、逆にその傷口は広がっていっているような気もします。

 

 なぜなでしょうか?
 その答えは難しくはありません。

 マネジメントの方法論に目を奪われてしまい、その本質の部分を見落としてしまっているケースが多いからだと思います。

 

 人材マネジメントの本質とは、「理解を得る」ことだと思います。

 

 「上手く使ってやろう」というような考えが少しでもあれば、それはすぐに社員に伝わってしまいます。そして、論理的にどれだけ素晴らしいマネジメント手法を入れようとも、社員に感情的な部分で受け入れてもらえなくなってしまうのです。

 

 人は感情で動いている以上、まずは、感情面での問題を解決しなければならないと思います。

 そのために、社長や上司の考えや判断を理解してもらうことが何よりも重要ではないかと思うのです。

 

 何を基準に「良い」「悪い」を判断するのか、その根本にある思想は何なのか、何を目指しているのか、何を社員に期待しているのか、これらのことを繰り返し繰り返し社員に伝えていくことが、マネジメントの基本ではないでしょうか。

 

 人は理解できないことに対しては行動を起こしません。
 怒鳴りつけたり、プレッシャーをかければ、動くこともあるかもしれません。しかし、それは一時的なことです。今の苦痛から逃れるためだけに動きますから、当然のごとく、継続しません。

 

 もし、あなたの会社の社員や部下が動かないならば、それは、あなたの考えを理解していないからです。

 動く必要性や動きたいという欲求を感じないから動かないのです。
 それ以上でもありませんし、それ以下でもありません。

 

 でも、あなたは、動く必要性があると思うから社員に指示を出したり協力を依頼したりしているわけです。

 

 この問題(=社長(上司)と社員の考え方のギャップ)を解決しないことには、最新のマネジメント手法を入れても効果がないのは当たり前のことなのです。

 この問題の解決方法は、繰り返し・繰り返し話しあうこと、あなたの考えを伝えることしか、解決策はないと思います。
 
 これが人材マネジメントの基本だと思います。

 

  
  ■今日の質問
  「社員にあなたの考えを理解してもらうために、どれだけの時間を
  割いていますか?
  あなたの考えを伝える機会を定期的に設けていますか?」

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