
2006.1.16 メールマガジン vol.38 「再利用すること」
同じ業種で、同じ資本金で事業を始めても、5年・10年で業績に大きな差が出ているケースを見かけます。
しかし、業績の良い企業は、業績が伸び悩んでいる企業に比べ、社長や社員の能力が特別に優れているのかと問われれば、一概にそういうわけでもないように感じるのです。
では、なぜ業績に差が出るのでしょうか。
今までにお付き合いした企業について考えてみたり、成長企業を調べてみたりしたのですが、そこにはどうも共通点があるように思うのです。
それは、再利用の上手さです。
例えば、今、流行している情報商材。
情報商材とは、ノウハウなどの「情報」がマニュアルなどの形にまとめられ、販売されている商品のことです。
情報商材を販売している企業や個人の方は多いのですが、その中でも成功している人は、再利用を上手に行っています。
情報商材を作る場合には、コアとなるノウハウがあることが前提となりますが、まずは、そのノウハウを説明するマニュアルを作るわけです。
マニュアルが出来たらそれをCDに吹き込んで、CDも販売する。
さらには、そのCDの内容で有料のセミナーを行う。
セミナーはビデオに撮って販売する。
セミナーやビデオの販売を通じて発掘した有望顧客には高額のコンサルティングサービスを提供する。より低価格のサービスとして、メールコンサルティング、電話コンサルティングなどの形でも同じノウハウを提供する。
しばらく経ったら、メールマガジンなどでその情報を無料で提供し、開拓に利用する。
などなど、1つのノウハウを、徹底的に再利用しています。
ノウハウが優れているかどうかよりも、その再利用の上手さが売上を分けているように思えるのです。
(もちろん、ノウハウに価値がなければ販売すらできませんが)
最近、シェア争いが激化している検索エンジンでも同じことが言えます。
検索エンジンと言えば、日本ではヤフーをイメージされる方が多いと思いますが、世界的に見れば、Googleが圧倒的な力を誇っています。
Googleの自社技術の再利用の上手さには舌をまきます。
検索技術を磨けば、検索エンジンの利用者は増加します。
欲しい情報がすぐに出る検索エンジンが人気が出るのは当然のことです。
人が集まれば、広告がビジネスになります。
この辺りまではどの企業でも考えることでしょう。
Googleは、さらに、検索技術をWEBサイトの内容を分析・理解する技術として利用し、適切なWEBサイトに適切な広告を掲出するプログラムも開発しています。
さらには、GMailというGoogleのメールでも、その技術を利用しています。メールの内容を分析し、どんな内容かを把握し、メールの横に、メールの内容にぴったりの広告を掲出しようとしています。
他にもGoogleEarthなど様々なサービスを展開しており、Googleを調べれば調べるほど、検索技術の秀逸さとともに、その技術をいかに上手に再利用しているか、そのレベルの高さを見せつけられます。
版画の世界で、一時期大ブレイクした、ラッセンやヒロヤマガタなどもこの再利用を上手に行って、一気に作品が世の中に広がりました。
版画だけでとどまらず、それをポスターやパズル、下敷き、マグカップなど、グッズに再利用することで、急激に認知を高めました。
成長している企業や人は、商品力があるのは当然のこととして、1つのネタをその味がなくなるまで(笑)徹底してビジネスに活用しています。
特に、僕の会社のように、起業間もない資源の少ない企業にとっては、このような「再利用」の上手さが成否を分けるだろうと感じています。
あなたの会社にも、再利用するものがあるかもしれません。
形を変えれば、他の顧客層にも販売できるようにはならないでしょうか。
あるいは、リピート促進につながらないでしょうか。
少し考えてみると成長への突破口が見えてくるかもしれませんね。
僕の会社はこれで突破口が見えてきました v(^ ^)v
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