
2006.1.30 メールマガジン vol.40 「想定組織図を書こう」
この2ヶ月、とてつもない苦労をしました。
仕事量が急増し、受注が消化能力を大幅に上回ったために、どうにもコントロールがきかなくなってしまったのです。
イングロスの収益源の1つであるDTP事業は新規受注をお断りするような状態にまで追い込まれました。
日々の混乱をどうおさめていくのかということ、そして、何よりも、このままではまずいんじゃないか・・・という思いが駆け巡り、悩みに悩みました。今後も、混乱状態がいつ生み出されてもおかしくないような事業の構成だったからです。
会社として進むべき方向性を絞り込んでいくタイミングになっていたのです。今までの経験や方法論をフルに動員して考えました。しかし、悩んでいるときに限って答えは出ないものです。
焦りばかりが先立ちました。
そんなある日、なぜか、想定組織図を描いてみようと思ったのです。組織図を描くことで何かが解決すると思っていたわけではありません。ただ何となく、組織図が描きたくなったのです。
そして、遊び半分で5年後の組織図を描いていくと、今まで悩んで
いたことが嘘のように徐々に方向性が鮮明になっていきます。
・自分は何がやりたいのか
・どんな種類のビジネスを展開したいのか
・どのくらいの規模を目指しているのか
・どこに勝機があると感じているのか
・どんなサービスを提供することに価値があると感じているのか
・どんな人材がいれば、思うような状態が達成できるのか
今まで分からなかったこと、思いつかなかったことが、組織図を描くことで一気に鮮明になりました。今思えば、組織図を描くことによって、「考えていること」ではなく
「感じていること」を具体化できたからだと思います。
戦略を考えようとすると、どうしても、今の状態をベースに考えてしまいます。せっかく良いイメージが描けても、「人がいない」「ノウハウが足りない」「能力がない」など、できない理由がたくさん思い浮かんできて、無意識にアイデアを殺してしまいます。
自分で自分の可能性を萎めてしまうのです。
それに対し、想定組織図を描くという作業は、全ての制約を外してくれます。そして、理想的なゴールイメージを描きやすくしてくれます。
多くの人の不安や悩みは、ゴールイメージがもてないことによるものです。
実際に僕もそうでした。
経営方針や事業展開に悩んだときは、想定組織図を書いてみることで突破口が見えることがあるかもしれませんね。
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