起業に大変興味はあるのですが、特に資格やノウハウがあるわけではないのでなにをしたらいいのかまったく考えつきません。意外にこういう方は多いと思うのですが…。なにかヒントのようなものを頂きたいです。
実は、僕も、起業するとき、会社を作ろうと決めたものの、何をすればよいのか決められずに、毎日思い悩みました。そして、ついには、登記が完了し、会社が設立されてもまだ業務内容が固まらず、設立翌日になってやっと決まった・・・そんな経緯があるのです。
ご質問にある、「資格やノウハウがあるわけではない」というのも、全く僕と同じです。
僕は、現場で色々なスキルを身につける前に管理者になってしまったため、1つ1つの業務に関する専門性がまるっきりなかったのです。
結論から言えば、「資格も専門性もない」僕が起業できたのですから、基本的には、どんな人でも起業できるはずです。
ここからが本題になりますが、では、どうやって「何をするのか」を見つければいいのでしょうか?
この答えが見つからない人は、2つの方法で考えてみると良いと思います。
1つは、「何をすれば良いのか」と考えないことです。
この質問をし続けてしまうと、たとえ何か案が思いついたとしても、こじんまりとした考えになるケースが多いからです(僕の経験上では・・ということですが)
「何をすればよいか?」ではなく、「誰とやればよいのか?」と考えてみてください。
あなたの周りに、スキルを持った友人や同僚はいないでしょうか?
友人や同僚に限る必要もありません。
先輩・仕入れ業者・専門会社・・・全て考えてみてください。
特別なスキルや強みを持った人や会社があるのではないでしょうか?
もし、いなければ、上のような人に出会えるように、あなた自身、もっと動き回ってみてください。そんなに苦労せずとも、高いスキルや強みを持った人に出会えるはずです。
思い浮かんだ人や会社と一緒に事業を展開できるとしたら、どんなことができるでしょうか?
このように考えれば、発想が広がります。
「何をすれば良いのか?」を考えると、自分のスキルだけに目が行ってしまいます。しかし、人間1人でできることなど限られています。だから、なかなか思いつかないのです。
周囲の人や会社に力を貸してもらって事業を展開することを考えましょう。
このように考えれば、選択肢は無限になります。
良い商品がなければ、良い商品をどこから仕入れるか考えましょう。
営業力に自身がなければ、営業力に自身のある人を口説いて一緒に起業するとか、営業を外注に出すとか、営業が必要ない商品を選ぶとか、広告・販促能力を高めて営業活動を不要にするとか、人脈のある人から紹介してもらうとか、いくらでも打ち手はあります。
営業力がないことは、起業の妨げにはなりません。
商品力も同様ですし、 全てのことは、起業の妨げになりません。
極端な話、社長は何も持っていなくても、周囲の力を借りながら全体を組み立てて行けば事業は成り立つのです。
起業の妨げになるのは、「自分には能力やノウハウがないから無理だ」という思い込みだけです。たぶん、最初から能力やノウハウを持っていて、成功する確信を持って起業する人は、ほとんどいないのではないかと思います。
誰とやるのか?を考えてみてください。
そして、そこで思いついた人と一緒に事業を展開するとしたら、どんなことができるのかを考えてみてください。
うまくいきそうなイメージがついたならば、あとは、その人を説得するだけです。
一緒に起業するまでいかなくとも、何らかの手助けをもらえるように、話をしてみたらどうでしょうか?
僕も、最初は、先輩にかなり力を貸してもらいました。
商品開発も手伝ってもらいましたし、たくさんのアドバイスももらいました。
イングロスには優秀な社員がいるのですが、今は、その社員の力をたくさん借りています。おかげで僕は専門的な知識のない印刷領域での仕事が急増しています。印刷関連の外注業者の「低価格」という武器を自社の武器として利用しています。
さて、2つ目の方法ですが、どちらかといえば、こちらが王道だと思います。
1つ目の方法をとったとしても、この2つ目の方法は抑えておく必要があります。
それは、知識を身につけることです。
人間は、 無から有は生み出せないといわれています。
どれだけ画期的な商品であっても、必ず、既存の要素と既存の要素の組み合わせからできており、完全にゼロからモノを作り出すのは無理だそうです。
そう考えた時に、知識がないというのは、致命的になります。
既存の要素と既存の要素の組み合わせから新しいアイデアが生まれるとしたならば・・・
たとえば、次の場合を考えてみてください。
あなたが、10の知識を持っているとしましょう。
この場合、あなたの知識を掛け合わせて生まれるものは 10×9 で90通りのアイデアになります。
では、100の知識を持っていたら? 1,000の知識を持っていたら?
何も思いつかない・・この背景にあるのは、情報量の不足であるケースが多いのではないかと思います。少なくとも、僕の場合はそうです。どんな仕事をするにしても、まずは情報収集からスタートします。
まるっきり経験のない分野で、4つの事業の立ち上げをした結果、そのようなやり方が身についたのです。
知識が身につけば、アイデアが出やすくなります。
アイデアが出れば、上に書いた1つ目の方法も、もっと実行に移しやすくなります。
どちらかをやればよいというのではなく、両方やっていくことで、アイデアが出て、それを事業化できる方法が見つかってくるのではないでしょうか?
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