■起業家の独り言−−仕事の適性と継続すること

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2005.5.15 仕事の適性・継続すること

 

 昨日の夜、テレビで、「仕事と適性」という特集をやっていました。

 

 最近の若者が「自分の適性が分からない」と言っているという点についてどう思うか?ということを出演者がディスカッションをしていました。

 

 その中で、「適性」というのは、「能力」じゃなくて「志」だ、という話があり、僕も大変、共感をしました。志があるものに対して、適性があるのだ、ということです。

 

 逆に、どれだけ能力があっても、そこに志がなければ、それは適職ではなく、政治家の汚職事件なんかは、その1つの形だろうという話もあり、大変、納得し、共感したわけです。プレゼンテーションが上手ければ、政治家に向いているのかと言えば、そういうわけではない、ということです。

 

 経営者も同じで、最も大事なものは、「志」だろうと思います。

 第6回の独り言でも書きましたが、心の底から湧き出てくる強い目標や欲望というものが、経営者を突き動かすものなのだと思います。

 

 経営者という仕事を通じて、何を達成したいのかという点が弱い人は、経営者の適性が低いと言わざるを得ないかもしれません。逆に、僕の経験では、志が強ければ、能力を強化することは、それほど難しいことではないと思います。

 

 なぜ、こんな話をするのかというと、最近、非常に大きな気づきを得たからです。

 

 一般的には、経営者には、新しいことにチャレンジするエネルギーが必要だと思われているのではないかと思います。これから起業する方々は、そう思っている方も多いのではないでしょうか。実は、僕も、つい最近までそう思ってたのです。

 

 既に会社を経営されている経営者の方々にとっては、当たり前すぎる話かもしれませんが、経営者には、「チャレンジしてそれを達成するエネルギー」だけでなく、「粘り強く耐え忍ぶ力」というのも同時に求められ、むしろそちらの力の方が重要ではないかと、気づいたのです。

 

 僕は、サラリーマンを経て独立をしました。

 前職では役員をやっていましたが、自分でお金も出していませんし、リスクを背負っていませんでした。だから、完全なサラリーマンです。

 

 起業をすると、リスクをたくさん背負います。

 そうなると、サラリーマンの時のように、冷静に構えていられなくなってしまうのです。

 恥ずかしいことに、自分は、そんなことはないだろうと思っていたのですが、現実、冷静さを失ってしまい、不安に悩まされた時期もあります。

 

 そんな時に、冷静さを失わずに、じっと我慢をして、着実に対策を打ちながら嵐が過ぎるを待つ、そんな力も必要なのです。ただ偶然、売上が上がらない時期もありますし、施策を打って成果が出るまで時間がかかる時もあるからです。

 

 経営者には、新しいものにチャレンジしてそれを達成するためのエネルギーと、挫折しそうな時、困難にぶつかった時でも諦めず、現状を受け入れながら改善を加えていく力と、両面が必要だと、今は思っています。

 そして、その背景には、「志」が必要だと。

 

 僕は、新しいことが好きで、色々なことをやりたがりますが、「継続していくこと」を意識し、経営者の修行を今後も続けていきたいと思います。

 

 

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