■起業家の独り言−−もっと自分を解放しよう

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2005.6.20 もっと自分を解放しよう

 

 人は、困難にぶつかると、逃げ出したくなります。

 

 それは、僕も例外ではありません。

 仕事量が激増し、休みがなくなり、睡眠時間も減り・・・そんな状態が1ヶ月も2ヶ月も続くと、困難に正面からぶつかっていくことが難しくなります。どうしても、逃げ腰になって、現実逃避に走ることがあります。一般的には、そのような厳しい状態であっても、逃げずに困難と向き合える人が、「意識が高い」と言われるのかもしれません。

  ※本文の中の「現実逃避」は、現実を直視せずに、遊びに行ってしまう、テレビを見てしまうな
   ど、やるべきことから目をそらしてしまうという、軽い意味合いで使っています。

 

 僕は、前職で早い段階で経営に関わったこともあり、逃げ腰になる自分を何とかなだめ、意識的に「意識を高める」ということを行ってきました。行ってきた、というよりも、行わなければならなかった、と言ったほうが正確かもしれません。それだけ、他のグループ会社の役員の方々との能力差を感じていて、意識を高めなければ、自分の存在価値がないように感じていたのです。

 

 世間一般では、 「意識が高い」ということは、その人に生まれながらに備わった才能や性格のように思われているかもしれませんが、前職の経験から言えば、全く違うような気がします。もちろん、単なる気合と根性でもありません。

 

 以前も書きましたが、耳を澄まし、素直に自分の声を聞くことが出来れば、自然と意識は高まっていくのではないかと思います。

 

 どんな声に耳を澄ますのかと言うと、困難にぶつかった時に、自分自身に次のような質問を投げかけてみるのです。

  「一体、今の状態から、どんな結果を導き出したいんだ?」と。

 仕事が溜まっているのであれば、「仕事を納期どおりにこなして、楽になりたい」かもしれませんし、責任ある仕事を任されている場合は、「もっと能力を高めて軽々と仕事をこなせるようになりたい」という答えかもしれません。

 

 そして、その答えを達成するように、努力をするのです。これが、自分の声を素直に聞くということだと思います。

 

 精神的に楽な状態というのは、現実逃避をしている時ではないと思うのです。それは、僕自身、現実逃避をしたこともありますから分かります。現実逃避をしている時は、何かが、胸の奥でモヤモヤとしていて、さっぱりしない気分になります。忘れようとすればするほど、気になってきてしまうのです。

 

 「仕事が溢れている」「責任が重過ぎる」「売上が上がらない」、そんな今の状態をどんな結果に持ち込みたいのか、それを考えれば、おのずと行動が決まってきます。

 現実逃避をしても、自分が望んでいる結果をもたらさないから、モヤモヤが心に残るのです。
 逆に、自分が望む結果を目指して、自分が動いているときには、精神がとても安定します。充実感すら感じます。

 

 だから、「意識高く仕事をすること」=「大変」、「難しい」、「根性論」、とかいう考え方は、僕は違うと思うのです。

 あくまでも、それは自分のためにやっているからです。

 自分が本当に望んでいることを理解し、それに対して忠実に動くことが重要なんだなぁ、と思います。それを繰り返していると、いつの間にかに、ふーっと自分が解放されていくような、何にも縛られていないんだということに気づくことがあるかもしれません。

 

 相変わらず、僕は、現実逃避することもありますが、それでも、こんな考え方をし始めてからは、かなり自分自身が楽になりました。

 

 一般的には逆だと思われているかもしれませんが、「意識高く仕事することで、自分が楽になる・・・」、実はこれが真実かもしれないと最近思います。

 もちろん、こういった考え方というのは、マネジメントにも生かしていきたいと思います。

 

 

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